2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[18p-P5-1~22] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2018年3月18日(日) 13:30 〜 15:30 P5 (ベルサール高田馬場)

13:30 〜 15:30

[18p-P5-9] リゾチームタンパク質の低温結晶化における電場印加の効果

青木 大地1、鈴木 萌花1、田中 大輔2、尾形 慎1、〇若松 孝1 (1.福島高専、2.大分高専)

キーワード:タンパク質、結晶、電場

高品質なタンパク質結晶を作製するには、構造配向の乱れが少なく熱的ダメージが防止できる低温状態で行うのが理想的であるが、低温におけるタンパク質の結晶化では、溶液中に多数の微結晶が析出し、結晶成長が抑制される問題がある。本研究では、準安定域にあるニワトリ卵白リゾチームの結晶化溶液に対して、低温状態(10℃,4℃)における低周波(20 Hz)・低電圧(<1 V)での電場印加の効果を調べたところ、電場印加下では低温でも、生成される結晶の個数が抑制され、常温と同様な結晶サイズが得られることが分かった。