2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.1 強誘電体薄膜

[19a-C104-1~12] 6.1 強誘電体薄膜

2018年3月19日(月) 09:00 〜 12:15 C104 (52-104)

藤沢 浩訓(兵庫県立大)、清水 荘雄(東工大)

10:45 〜 11:00

[19a-C104-7] 強誘電体ゲートFETにおける負性容量発現機構

高田 賢志1、桐谷 乃輔1、吉村 武1、芦田 淳1、藤村 紀文1 (1.阪府大院工)

キーワード:HfO2、負性容量

IoT技術の発展により、超低消費電力CMOSデバイスが求められており、それを実現する新たなデバイスとして負性容量FETが注目されている。動作電流を維持した状態で駆動電圧を低減するためには、サブスレッショルド係数の理論限界60 mV/decを超える必要があり、強誘電体を用いたNCFETはその実現が可能なデバイスの候補として多くの理論的・実験的検討が進められている。しかし、強誘電体ゲートFET動作時の負性容量発現メカニズムは明らかになっておらず、NCFETの設計指針の構築が求められている。そこで本報告においては、時間発展を考慮した分極反転モデルであるL-K方程式を用い、MFSキャパシタの電気的特性のシミュレーションを行い負性容量の発現機構を考察したので報告する。