2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 磁気科学研究の今と未来

[19p-A202-1~9] 磁気科学研究の今と未来

2018年3月19日(月) 13:15 〜 17:30 A202 (54-202)

山登 正文(首都大)、山本 勲(横国大)、三井 好古(鹿児島大)

16:45 〜 17:15

[19p-A202-8] 直線偏光二色性をもつπ共役系高分子の液晶中磁場電解合成

後藤 博正1 (1.筑波大数理)

キーワード:液晶、磁場配向、導電性高分子

液晶は磁場に沿って配列するため、磁場による大きな配向効果が得られる。現在までに我々は導電性高分子液晶を磁場下で配向させ、この二色性や電気伝導度の異方性を確認してきた。本研究ではより高い配向性をもつ高分子を得るために磁場中でエチレンジオキシチオフェン(EDOT)の電解重合を行った。磁場下では液晶電解液の分子配向方向に沿ってポリマーが成長し、一方向に分子レベルから配向したポリマーを得ることができる。本研究では液晶電解液を用いた磁場下での重合と、得られた高分子の性質について議論する。特に本取組で得た、液晶磁場電解重合法、溶媒蒸発過程磁場配向法について発表を行う。