2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 集積化センサシステムによるユビキタス健康管理を目指して

[19p-C101-1~12] 集積化センサシステムによるユビキタス健康管理を目指して

2018年3月19日(月) 13:45 〜 19:05 C101 (52-101)

小山 正人(東芝メモリ)、内田 建(慶大)、曽根 正人(東工大)

17:20 〜 17:50

[19p-C101-8] 呼気による健康状態チェックを目指した低エネルギーナノシート分子センサ

内田 建1、田中 貴久1 (1.慶大理工)

キーワード:ナノシート、分子センサ、ジュール自己加熱

ヒトの呼気には1000を超す多種類の有機分子が含まれている.これらの有機分子の多くはヒトの代謝の副産物であり,その種類や濃度は健康状態と密接に関係すると言われている.本講演では,我々のグループで開発している各種ナノシート材料を用いた分子センサを報告する.はじめに,Ptナノシートを用いた水素センサについて紹介し,その後にグラフェンを用いた有機分子の検出について報告する.最後に,センシング層に電流を流した際に発生するジュール熱(自己加熱)を利用することで,センサの消費電力を抑えながら,センサに多機能性を付与できることを示す.