2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.6 プローブ顕微鏡

[19p-F210-1~16] 6.6 プローブ顕微鏡

2018年3月19日(月) 13:15 〜 17:30 F210 (61-210)

大塚 洋一(阪大)、笹原 亮(神戸大)

16:30 〜 16:45

[19p-F210-13] 炭酸カルシウム結晶の界面水に対する電解質の影響評価

荒木 優希1、小林 圭1、山田 啓文1 (1.京大工)

キーワード:周波数変調型原子間力顕微鏡、水和構造、炭酸カルシウム

周波数変調型原子間力顕微鏡(FM-AFM)による固液界面測定により,溶液の種類に応じて固体表面近傍の水和構造が3次元的に変化することが確認されている.この時,電解質がどのような影響を及ぼすか明らかにすべく,カルサイトの3次元水和構造測定を複数の電解質溶液中で行った.カルサイトの表面原子と置換しないSrCl2溶液中で第一水和水の面内分布が変化していたことから,液中の電解質と水との相互作用によって水和構造が変化すると考えられる.