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△ [20a-B303-11] 放電ガスにKrを用いたHPPMSによるSpindt陰極作製の試み
キーワード:スパッタリング、Spindt型エミッタ
Spindt型エミッタは真空電子源のひとつであり、微小なキャビティの上部に穴を設け、さらに上部からエミッタ材料を堆積させて作製する。本研究ではこれまで大電力パルススパッタ装置を用いてMoを堆積させ、エミッタ陰極形成の最適条件を決定した。しかし、圧縮応力により膜が剥離する問題が生じた。そこで、質量が大きく、後方散乱する高速中性粒子が発生しにくいKrを放電ガスとして用い、Arの場合と比較して膜の内部応力を評価した。