2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[18a-E101-1~12] 12.5 有機太陽電池

2019年9月18日(水) 09:00 〜 12:15 E101 (大講堂)

沈 青(電通大)、宮寺 哲彦(産総研)

09:45 〜 10:00

[18a-E101-4] PbS量子ドット/ZnOヘテロ接合太陽電池:平坦型とナノワイヤ型の比較

王 海濱1、〇久保 貴哉1、瀬川 浩司1,2 (1.東大先端研、2.東大総合文化)

キーワード:コロイド量子ドット、ZnOナノワイヤ、太陽電池

PbSコロイド量子ドット(QD)太陽電池としては,ZnOなどのワイドギャップ半導体層上に,光吸収層と電子ブロッキング層の役割を担う,異なる2種類の量子ドット層を順次成膜した,ヘテロ接合太陽電池が主流である.一方,われわれが高効率赤外光電変換を目指しZnOナノワイヤにPbS量子ドットを充填したNW型セルに着目している.このセルでは,平坦型と異なり,電子ブロッキング層の形成を必要としない簡単な構造でありながら,1.5μmの赤外領域でも50%程度のEQEを実現することができる.本講演では,NW型セルへの電子ブロッキング層を導入し,太陽電池性能への影響を検討したので,報告する.