[18a-E203-1~12] 12.6 ナノバイオテクノロジー

[18a-E203-7] AFMを用いたがん細胞の転移能と細胞接着力の関係解析

石橋 健太^1,2、中村 史^1,2、〇金 賢徹^1,2 (1.産総研バイオメディカル、2.東京農工大院生命工)

キーワード：原子間力顕微鏡、がん、細胞

がん細胞の転移能と接着特性の関係について、転移能が異なる2つのがん細胞株の接着力を、原子間力顕微鏡（AFM）を用いて定量比較した結果、高転移性がん細胞株同士の接着力が大きいことが明らかになった。得られた結果に対して、細胞表面分子間の結合ダイナミクスに関するBellの理論を適用し解析した結果、高転移性がん細胞では細胞間接着に関与する分子の数密度が上昇している可能性等が考えられることが明らかになった。