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[18a-E204-6] レーザー光を使った電子ビーム変調技術の検討
キーワード:Kapitza-Dirac効果、誘導コンプトン散乱、ポンデロモーティブ散乱
光と自由電子の相互作用は一般に小いが,誘導散乱過程と量子干渉効果を利用することで特定次数への回折散乱の断面積を増大することができる.具体的にはレーザー定在波を使って非相対論的なエネルギーの電子ビームを位相変調することが可能である.今回,簡単な数値計算を使って電子波動関数の伝搬をシミュレーションし,レーザー光を電子光学素子として利用できないか,その実現可能性について検討を行った.