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△ [18a-E204-8] 室温大気中におけるカシミール力計測システムの開発
キーワード:カシミール力、流体力学的相互作用力、量子ゆらぎ
1948年にCasimirが存在を予言したカシミール力は、平行に置かれた2枚の導体板間に引力が働く現象として知られており、これまで主に真空・極低温の極限環境下で計測されてきた。しかし、平板間に様々な誘電率の媒質を導入することができれば、カシミール力の大きさや方向を制御できると期待されている。そこで我々は、平板間に導入できる媒質の種類を拡張するため、室温大気中でカシミール力を計測するシステムの開発を進めている。