2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[18a-E204-1~11] 3.1 光学基礎・光学新領域

2019年9月18日(水) 09:00 〜 12:00 E204 (E204)

小澤 祐市(東北大)

11:00 〜 11:15

[18a-E204-8] 室温大気中におけるカシミール力計測システムの開発

〇(D)紫垣 政信1、田中 嘉人1,2、志村 努1 (1.東大生研、2.JSTさきがけ)

キーワード:カシミール力、流体力学的相互作用力、量子ゆらぎ

1948年にCasimirが存在を予言したカシミール力は、平行に置かれた2枚の導体板間に引力が働く現象として知られており、これまで主に真空・極低温の極限環境下で計測されてきた。しかし、平板間に様々な誘電率の媒質を導入することができれば、カシミール力の大きさや方向を制御できると期待されている。そこで我々は、平板間に導入できる媒質の種類を拡張するため、室温大気中でカシミール力を計測するシステムの開発を進めている。