[18a-E302-1~12] 12.2 評価・基礎物性

[18a-E302-12] ペンタセン二量体の分子間相互作用とトランスファー積分

〇都築 誠二¹、下位 幸弘¹、峯廻 洋美¹、荒井 俊人²、長谷川 達生² (1.産総研、2.東大工)

キーワード：分子間相互作用、トランスファー積分、ペンタセン二量体

有機半導体の電子輸送は、主に分子間の電子トランスファー積分によって決定される。一方、隣接分子の相対配置（結晶構造）は、分子間相互作用によって決まると考えられる。それゆえ優れた有機半導体の設計には、これら２つのパラメータの相関を理解する必要がある。本研究では最も基本的なペンタセンを対象に、以上の２つのパラメータが、ヘリンボーン型配置を構成する２量体の相対配置によりどのように変化するかを検討した。