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[18a-PB3-22] InGaN/GaN多重量子井戸における表面プラズモン増強の温度依存性
キーワード:表面プラズモン、InGaN、LED
我々は金属/誘電体界面に発生する表面プラズモン(SP)を利用しInGaN系発光材料の発光速度を速め,発光を大きく増強できることを2004年に実証した.最近ではデバイス応用へ向け,多重量子井戸(QW)構造におけるプラズモンの増強メカニズムについて調べ,多重QWでもバリア層の厚みを調節することでSPの侵入長を越え内部量子効率(IQE)を改善できることを明らかにした.今回はSP増強の温度依存性を調べ,多重QWでのSPによる増強原理について検討した.