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[18p-C213-13] ガンマ線検出用位置検出型TES型マイクロカロリメータ
キーワード:放射線検出器、超伝導転移端型温度計素子、マイクロカロリーメータ
現在、開発されている放射線検出器の中で優れたエネルギー分解能を実現しているものに超伝導転移端温度計(Transition Edge Sensor : TES)型マイクロカロリーメータがある。このTES型マイクロカロリーメータは主に0.1 ~ 200 keV程度のエネルギー領域において利用されている。我々は、放射線入射位置を検出することで、撮像能力を持つガンマ線検出用TES型マイクロカロリーメータの開発を目指している。放射線入射位置特定のために、多数小さな素子を並べ、計測を行う方法が考えられるが、これは読出し回路の配線数が多くなり、ジュール熱による発熱や読出し回路の簡素化の点で都合が悪い。したがって、我々はこの問題を解決するために、ガンマ線検出用位置検出型TES(Position - Sensitive TES : PoST)型マイクロカロリーメータの開発を目指す。