2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[18p-E203-1~16] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2019年9月18日(水) 13:45 〜 18:00 E203 (E203)

手老 龍吾(豊橋技科大)、大城 敬人(阪大)、田和 圭子(関西学院大)、柳 至(日立中研)

15:30 〜 15:45

[18p-E203-8] 2価カチオンを用いた絶縁破壊法により形成したSiNナノポアによるDNA通過速度遅延化と4種モノマ塩基の識別

後藤 佑介1、松井 一真1、柳 至1、武田 健一1 (1.日立研開)

キーワード:ナノポア、DNAシーケンサ、絶縁破壊

我々は前回の応用物理学会にて、2価カチオンを用いて絶縁破壊でSiNナノポアを形成すると、イオン交換に起因するランダムノイズを低減できることを報告した。今回、本方法が低ノイズ化だけでなく、DNA速度の遅延化効果にも有効なことを発見したので報告する。特にCaイオンを用いるとDNAおよびモノマの速度を≧100 us/塩基まで遅延化が可能であり、また封鎖電流によるモノマ塩基の4種塩基識別に有効であることを確認した。