2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」 » 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

[18p-E214-1~13] 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

2019年9月18日(水) 13:15 〜 17:00 E214 (E214)

中村 芳明(阪大)、塩見 淳一郎(東大)、馬場 寿夫(JST)

14:15 〜 14:30

[18p-E214-5] フレキシブルAg2S増感型熱利用発電セルの電池特性

稲川 ゆり1、磯部 敏宏1、中島 章1、松下 祥子1 (1.東工大材料)

キーワード:フレキシブル、熱エネルギー、酸化還元

増感型熱利用発電(STCs)は,色素増感太陽電池を模倣した熱利用エネルギー変換である.本系は色素内の光励起キャリアを半導体内の熱励起キャリアに替え化学反応を促進するため,温度差・冷却部が不要な小型セルを実現できる点が特徴である.近年我々はAg2Sの熱励起キャリアによる90℃における発電を報告した.今回、配管等の曲面から放出される工場排熱の利用に向Ag2SフレキシブルSTCセルの作製を目標とし,電池特性の検討結果を報告する.