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[18p-E302-3] 金微粒子/ポリアニリンネットワークのラマン分光
キーワード:分子ネットワーク
我々は神経型情報処理が可能な分子ネットワーク作製を目指している。この目的のために自己ドープ型ポリアニリン(SPAN)/金微粒子ネットワークの電気特性について報告した。強い非線形性を示すネットワークでは、SPAN/金微粒子(AuNP)界面で局在的な電子状態が形成していることが示唆された[1]。本研究では、SPAN/AuNP界面の物性を分子構造の側面から明らかにするために、ラマン分光を行った結果について報告する。SPANの電気伝導キャリアはポーラロンであり、ラマンスペクトルにより検出できる。SPAN単体とSPAN/AuNPネットワークのラマンスペクトルを比較検討し、電気特性との関連について議論する。