2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[18p-E313-1~8] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

2019年9月18日(水) 13:30 〜 15:45 E313 (E313)

小栗 和也(東海大)、佐藤 正志(東海大)

13:30 〜 13:45

[18p-E313-1] Nbをドープした単結晶ルチル型TiO2の合成とNaイオン電池負極性能

薄井 洋行1,3、道見 康弘1,3、大西 真也2,3、坂口 裕樹1,3 (1.鳥取大院工、2.鳥取大院持続性科学、3.鳥取大GSC研究センター)

キーワード:ナトリウムイオン電池、ルチル型TiO2、Nbドーピング

これまでにわれわれは,Nbをドープしたルチル型TiO2がNa+を吸蔵-放出することに加え,その粒子サイズに対する結晶子サイズの割合(Rs)の増大により負極性能が向上することも見出してきた.本研究では,TiO2の調製法をゾル-ゲル法から水熱合成法に替え,その結晶性を高めることで一層の性能改善を図った.その結果,調製法を替えることで可逆容量が増加し,30サイクル以降で210 mA h g−1の容量が維持されることがわかった.これは,Rs値が増大することで,TiO2粒子内部にまでNa+が吸蔵されやすくなったためと推察される.