2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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[18p-PA6-1~3] 9.5 新機能材料・新物性

2019年9月18日(水) 16:00 〜 18:00 PA6 (第一体育館)

16:00 〜 18:00

[18p-PA6-1] 室温強磁性酸化物Sr3.1Y0.9Co4O10.5 の元素置換による磁気転移制御

〇(M2)川崎 修史1,2、鶴田 彰宏1、三上 祐史1、杵鞭 義明1、増田 佳丈1、藤田 麻哉1、寺崎 一郎1,2 (1.産総研、2.名大理)

キーワード:スピンクロスオーバー、室温強磁性、酸化物

Sr3.1Y0.9Co4O10.5は、340Kにおける強磁性転移と、150K付近におけるCo3+スピン状態の転移(スピンクロスオーバー)の2つの磁気転移を持つ物質である。この2つの磁気転移を重ね合わせることにより室温付近に大きな磁気転移点を持つ物質を設計することができ、例えば磁気冷凍などに応用できる可能性がある。本研究では異なるサイトへの元素共置換によって2つの磁気転移点の同時制御を試みたので、それについて報告する。