2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

10 スピントロニクス・マグネティクス » 10 スピントロニクス・マグネティクス(ポスター)

[18p-PB1-1~84] 10 スピントロニクス・マグネティクス(ポスター)

2019年9月18日(水) 13:30 〜 15:30 PB1 (第二体育館)

13:30 〜 15:30

[18p-PB1-57] Mn0.8Zn0.2Fe2O4ナノ微粒子の交流磁化率とナノ・セラノスティクス

濵田 颯太1、藤原 康暉2、井手 太星2、大嶋 晃人2、神田 康平3、〇一柳 優子1,2,4 (1.横国大理工、2.横国大院理工、3.横国大院環情、4.阪大熱エントロピーセ)

キーワード:磁性体、ハイパーサーミア、セラノスティクス

粒径が7-30 nmのMn-Zn ferriteナノ微粒子を作製し、交流磁化率や局所構造の解析を行った。医療応用を目指し、水中での分散性を向上させるため、新たな作製方法も取り入れPEG修飾を試みた。がん温熱療法とMRIの診断用媒体の両方に有効な微粒子の条件を見出した。ヒト乳がん細胞を用いてハイパーサーミア効果を確認した。PEG修飾により分散性は向上し、突破が難しいとされている血液脳関門(BBB)の通過も確認した。Thearpy+diagnostics = theranostics へ向けた発展が期待できる。