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[18p-PB2-1] SiO2,Si3N4膜へのH2O分子の透過障壁の方位依存性
キーワード:耐湿性、結晶方位、分子軌道計算
前報では、分子軌道計算により、SiO2結晶の湿潤抵抗率は、クリストバライト、トリジマイト、石英およびコーサイトのギャップサイズによって説明し、Si3N4結晶よりも小さいことが示した。本報では、[1000]方向へのSi3N4の浸透障壁が[0001]のそれよりも高くなり得ることを示す。しかしながら、H2O分子はSi3N4結晶表面から3番目の層で[1000]から[0001]に方向を変えるので、Si3N4の浸透障壁は数原子層内でのみ高エネルギーに維持されると考えられる。