10:00 〜 10:15
[19a-E201-5] 10 Tの強磁場下で炭素化した薄膜状石炭ピッチの光学的特性
キーワード:炭素、偏光、光デバイス
石炭ピッチ(メソフェーズピッチ)を炭素化処理する際に強磁場を印加すると、含まれる炭素微結晶が配向し、極めて大きな異方性構造体ができた。2枚のスライドガラス間に石炭ピッチを挟み、793Kで過熱するだけで配向性のフィルムが得られた。このフィルムは偏光子としての機能を持ち、直交ニコルにおける光の透過率は市販の偏光素子と同様の直線偏光を得られることがわかった。