[19a-E205-1~12] 3.6 超高速・高強度レーザー

[19a-E205-9] THz誘起走査型トンネル分光におけるTip増強THz波形の直接観察

〇嵐田 雄介¹、吉田 昭二¹、廣理 英基²、立崎 武弘³、五十嵐 一歩¹、吉岡 克将⁴、佐成 晏之²、武内 修¹、金光 義彦²、重川 秀実¹ (1.筑大数理、2.京大化研、3.東海大工、4.横国大院工)

キーワード：走査型トンネル顕微鏡、テラヘルツ、近接場

ファイバーレーザー増幅器（1035nm, 309 fs, 1MHz）を用い、この基本波とLiNbO3結晶を用いて発生させたテラヘルツ波を同時に走査型トンネル顕微鏡へ入射することで、金属試料もしくは探針に電子が励起される効果およびトンネル障壁の高さが変調される効果によりテラヘルツ近接場波形に依存したトンネル電流の変調が現れる。これによりテラヘルツ近接場の時間波形を初めて計測することに成功した。IV特性を考慮しTHz近接場の再構築法も確立した。