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[19a-E208-6] 量子ビットを用いた共振器中のシュレディンガー猫状態制御
キーワード:回路量子電磁力学、シュレディンガー猫
量子ビット-共振器結合系は、様々な量子デバイスに向けて研究されており重要である。我々は、量子Rabiモデルと呼ばれる次のハミルトニアンで記述される量子ビット-共振器結合系(ℏD, ℏwo, ℏgはそれぞれ量子ビット、共振器、結合のエネルギー、sx, y, zはPauli行列、a†, aはそれぞれ生成、消滅演算子)において、共振器に結合した量子ビットを操作することによる、共振器中のシュレディンガー猫状態の制御手法を提案する[1]。この手法は、シュレディンガー猫状態の高速生成、増幅、リフォーカシング等への利用が考えられ、原理的には、結合の強さによらず様々な量子ビット-共振器結合系に適用可能である。