2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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[19a-PB3-1~25] 13.8 光物性・発光デバイス

2019年9月19日(木) 09:30 〜 11:30 PB3 (第二体育館)

09:30 〜 11:30

[19a-PB3-10] Ca0.6Sr0.4Ti0.9Al0.1O3-d :Pr薄膜のエレクトロルミネッセンスにおけるPr3+イオンの再結合中心としての役割

京免 徹1、高島 浩2 (1.群馬大理工、2.産総研)

キーワード:エレクトロルミネッセンス、薄膜、酸化物

(Ca0.6Sr0.4)0.998Pr0.002TiO3 蛍光体薄膜はPr3+のf-f遷移によるELを示す.本研究では,蛍光体中のどこで発光が起こるのかを調査するため,Prの空間分布が異なるいくつかのEL素子を作製し,その電気・発光特性を調査した.その結果,ITO正極から注入されたホールはITO近傍のPr3+にトラップされ,そこでATOから注入された電子と再結合し,そのエネルギーがPr3+へ移動することでELが起こることを提案した.