[19a-PB3-1~25] 13.8 光物性・発光デバイス

[19a-PB3-21] 放射線検出器に向けたTlBr結晶の誘電率スペクトルと光学遷移

〇北野 稜汰¹、沈 用球¹、脇田 和樹²、Mamedov Nazim³、石川 真人⁴、小野寺 敏幸⁵、庄司 忠良⁵、望月 勝美⁵ (1.阪府大院工、2.千葉工大工、3.アゼルバイジャン科学アカデミー、4.千葉大理、5.東北工大)

キーワード：誘電率スペクトル、電子バンド構造、放射線検出器

臭化タリウム（TlBr）は原子番号（Tl:81, Br :35）が高く、密度（7.56g/cm³）も高いため、γ線などの高エネルギー光子の検出器の候補である。より高性能の放射線検出器開発のためには、基礎物性として光学特性と電子バンド構造との関係を明らかにすることが重要である。本研究では、TlBrの誘電率スペクトルと関連するバンド間光学遷移について報告する。