2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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[19p-B31-1~8] 薄膜表面・界面評価法の新展開

2019年9月19日(木) 13:15 〜 17:15 B31 (B31)

川原村 敏幸(高知工科大)、西川 博昭(近畿大)

13:45 〜 14:15

[19p-B31-2] 硬X線光電子分光の新たな展開: 共鳴計測および溶液の電子状態観測

池永 英司1,2、保井 晃2、水牧 仁一朗2、河村 直己2、筒井 智嗣2、金山 直樹3,4、三村 功次郎5 (1.名大IMaSS、2.JASRI、3.理化学研究所、4.信州大学、5.阪府大院工)

キーワード:硬X線光電子分光、共鳴計測、大気圧溶液セル

非破壊深さ分析を目的として、高輝度放射光の高エネルギーX線 (6~10 keV) を励起光源として用いた硬X線光電子分光法(Hard X-ray PhotoEmission Spectroscopy: HAXPES)がSPring-8で開発され、いまではその特長が広く認知されている。HAXPESを用いた深さ分析は、これまでに透明アモルファス酸化物半導体a-InGaZnO高品質化開発や光ディスク材Ge2Sb2Te5記録の仕組み解明、ゲート積層技術開発等を主としたエレクトロニクスデバイス創成に貢献してきた。近年の融合研究領域の開拓を目的とした、新たな取り組みであるHAXPESにおける“共鳴計測”および“溶液の電子状態観測” を紹介する。