2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム(technical) » プラズマ制御「前駆体」が拓く生命科学と材料科学

[19p-B32-1~8] プラズマ制御「前駆体」が拓く生命科学と材料科学

2019年9月19日(木) 13:30 〜 17:15 B32 (B32)

金子 俊郎(東北大)

14:40 〜 15:10

[19p-B32-4] 細胞内生成前駆体による植物の機能制御:諸刃の剣としての活性酸素種の植物における役割

朽津 和幸1、橋本 研志1 (1.東京理科大理工)

キーワード:活性酸素、植物、成長

光合成等の過程で毒性の高い活性酸素種(ROS)が副次的に産生されるため、植物は多様なROS消去機構を持つ一方で、酵素を厳密に制御し積極的にROSを生成する。ROSは、成長・発生・生殖の制御や免疫・ストレス応答等、植物の高次機能の基盤となる情報統御系の根幹で重要な役割を果たす。こうした知見を紹介し、プラズマ制御「前駆体」による植物の機能制御の可能性や植物科学と工学との融合研究の展望について議論する。