[19p-E216-1~10] システム指向の自然エネルギー利用技術

[19p-E216-1] 植物の光と水の生理学から見た持続可能なシステム像

〇河野 智謙^1,2 (1.北九州市大、2.理研)

キーワード：光合成、水分生理、植物の生物学

環境、エネルギー、食糧問題の直接的な解決に向けた植物の利用について、また光合成と植物の水分生理を模倣した持続可能システムについて議論する。光合成はネットワーク上に分散化されたエネルギー生産系である。一方、植物の水分生理は、根で吸収した水を維管束に集約し再分配する集中型システムと考えられてきたが、葉や果実等の組織で独立に水分を獲得する光駆動のメカニズムを持つことが安定同位体法により明らかになった。