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[19p-PA4-13] Au(110)-(1x2)表面における銅フタロシアニンモノマーの吸着・電子状態
キーワード:走査トンネル顕微鏡、電子状態、フタロシアニン
Au(110)-(1x2)表面における銅フタロシアニン (CuPc) モノマーの吸着状態を表面再構成を含め,走査トンネル顕微鏡 (STM) で調べた。加えて,そのCuPc単量体の電子状態をトンネル分光 (STS)で調べた。その結果,CuPcモノマー直下のみ,(1x2)構造が金原子によって埋められ,(1x1) 構造になっていることがわかった。加えて,モノマー直下の金原子の個数が多くなるほど,CuPcのLUMOがフェルミ準位に近づくことがわかった。