2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[19p-PB8-1~32] 12.4 有機EL・トランジスタ

2019年9月19日(木) 16:00 〜 18:00 PB8 (第二体育館)

16:00 〜 18:00

[19p-PB8-8] カルバゾールベンゾニトリル誘導体の励起状態における構造変化抑制と熱活性化遅延蛍光

西郷 将生1、梅本 壮和1、宮田 潔志1、中野谷 一2,3,4、安達 千波矢2,3,4、恩田 健1 (1.九大院理、2.九大OPERA、3.JST-ERATO、4.WPI-I2CNER)

キーワード:時間分解赤外振動分光、熱活性化遅延蛍光、超高速分光

熱活性化遅延蛍光(TADF)分子が有機発光ダイオードの効率を向上させる能力があるとして注目を集めている。しかし詳細な機構は完全には解明されておらず高効率TADF材料の開発の妨げとなっている。そこで、時間分解赤外分光(TR-IR)および量子化学計算を用いて、これらの分子の励起状態構造を観測した。すると、励起状態における構造変化とTADF活性に明らかな相関がみられ、逆項間交差(RISC)に伴う活性化障壁の有無が示唆された。