2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

7 ビーム応用 » 7.3 微細パターン・微細構造形成技術

[20a-E307-1~6] 7.3 微細パターン・微細構造形成技術

2019年9月20日(金) 10:00 〜 11:45 E307 (E307)

山本 治朗(日立)、谷口 淳(東理大)

11:15 〜 11:30

[20a-E307-5] キャスティング法を用いた微細貫通孔付きポリスチレン自立薄膜の作製

川田 博昭1、清水 進吾1、安田 雅昭1、平井 義彦1 (1.大府大)

キーワード:自立膜、貫通孔、水溶性ポリマー

インプリント法の一種であるキャステイングプロセスで汎用樹脂であるポリスチレン(PS)に残膜処理のない簡便なプロセスで微細貫通孔付PS自立薄膜を作製した。水溶性ポリマーであるポリビニルアルコール(PVA)パターン上に形成したPS薄膜を孔付き支持枠に貼りつけた後、PVAを温水中で溶解させてPS自立薄膜を得た。これにより、孔サイズ2.5 μmの貫通孔を有する厚さ0.7 μmのPS薄膜を直径5 mmの支持枠孔内に欠陥なしに作製できた。