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[20a-PA6-3] プラズマのプリオン不活化効果における活性種の重要性
キーワード:滅菌、プリオン、病原体
プリオン感染脳ホモジネートやプリオン感染細胞(ScN2a)懸濁液をカバーガラスに滴下風乾後プラズマトーチを用いてDBDプラズマ照射を行った。プリオンの主要構成成分である異常型プリオン蛋白質の指標とされるPrPresを解析した。5種のガス(Air, O2, N2, CO2, Ar)由来のプラズマでは全てPrPresの分解効果が確認された。ガス種によりラジカルスカベンジャーによる効果は異なっていたがH2O2, ・OHの2因子は5種のガス全てにおいて不活化に寄与することが分かった。