2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[20a-PB2-1~59] 12.5 有機太陽電池

2019年9月20日(金) 09:30 〜 11:30 PB2 (第二体育館)

09:30 〜 11:30

[20a-PB2-39] ルブレン単結晶の長距離励起子拡散を利用した光起電力セル

谷原 佑輔1、菊地 満1、Sureerat Makmuang1,3、伊澤 誠一郎1,2、平本 昌宏1,2 (1.分子研、2.総研大、3.チュラロンコン大)

キーワード:有機単結晶、励起子収集効率、ドーピング

励起子を長距離拡散できるルブレン単結晶を基板として用いた光起電力セルの試作を行い、ブレンド接合が不要になる可能性を示した。光電流作用スペクトルの解析から得られた、ルブレン単結晶基板の励起子拡散距離は、2.7 mmに達し、励起子収集効率は47 %(Ag側照射)が得られた。この結果は、ルブレン単結晶は、励起子の相当部分をpn接合に収集できるため、ブレンド接合が不必要になることを意味している。