2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

[20p-C213-1~14] 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

2019年9月20日(金) 13:15 〜 17:00 C213 (C213)

水柿 義直(電通大)、山梨 裕希(横国大)

14:45 〜 15:00

[20p-C213-7] ゲート間配線を考慮した断熱的量子磁束パラメトロン回路のビット誤り率の評価

〇(M1)伊東 大樹1、竹内 尚輝2、山梨 裕希1,2、吉川 信行1,2 (1.横国大理工、2.横国大IAS)

キーワード:超伝導、断熱型磁束量子パラメトロン回路、ビット誤り率

我々は、超伝導回路の一つである断熱的量子磁束パラメトロン (AQFP) 回路の研究を行っている。AQFP回路は微小電流で動作する回路であるため、熱雑音による誤りが生じる可能性がある。ゲート間配線を考慮したAQFP回路のビット誤り率 (BER) のシミュレーション評価を行ったところ、動作周波数5 GHzにおいて必要な入力電流は7.1 μAであることが分かった。また、Josephson接合のMcCumber定数が大きいほどBERが小さくなることが分かった。