2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.11 フォトニック構造・現象

[20p-E207-1~15] 3.11 フォトニック構造・現象

2019年9月20日(金) 13:45 〜 18:00 E207 (E207)

浅野 卓(京大)、太田 泰友(東大)、角倉 久史(NTT)

15:45 〜 16:00

[20p-E207-8] 三次元カイラルフォトニック結晶の光Weyl点近傍での位相再構成現象の観測

〇(M1)玉置 爽真1、高橋 駿1、山下 兼一1、山口 拓也1、上田 哲也1、岩本 敏2 (1.京工繊大、2.東大先端研/生研)

キーワード:ワイル点、フォトニック結晶、位相再構成

近年、Dirac 点やその三次元拡張概念であるWeyl点の電磁波の特異な伝搬特性が注目されている。特に、Γ点に Dirac 点を形成するフォトニック構造では、屈折率が実効的にゼロに近づくことから、電磁波が空間的な位相変化を受けなくなり、点縮退をもつ構造に対する透過波は、構造終端で位相が再構成されて平面波となる。本研究では、誘電体カイラルフォトニック結晶を用いて、Weyl点近傍での位相再構成現象をマイクロ波領域において観測した。