2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.2 探索的材料物性・基礎物性

[20p-E303-1~14] 13.2 探索的材料物性・基礎物性

2019年9月20日(金) 13:45 〜 17:45 E303 (E303)

鵜殿 治彦(茨城大)、寺井 慶和(九工大)、原 康祐(山梨大)

15:45 〜 16:00

[20p-E303-8] 銅系化合物薄膜のアルカリ金属効果

石塚 尚吾1、田口 昇1、金 信浩1、西永 慈郎1、上川 由紀子1 (1.産総研)

キーワード:アルカリ金属、化合物薄膜、セシウム

Cu2OやCu(In,Ga)Se2(CIGS)、またCu2ZnSnSe4などの銅系化合物太陽電池ではアルカリ金属を添加することでデバイス性能が向上する効果が知られている。結晶構造など基本物性が異なるにも関わらず、メカニズム詳細が未解明なこの「アルカリ金属効果」によって物性変化やデバイス性能向上が観察される現象は、太陽電池分野だけでなく広く材料科学において重要な研究課題である。本研究では、CIGS薄膜におけるアルカリ金属効果を中心に、他の銅系化合物において報告されている効果と比較しながらそのメカニズムの考察を行った。