[20p-E306-1~14] 8.4 プラズマライフサイエンス

△ [20p-E306-4] 酸素ラジカル照射支持脂質二重膜上の液相厚が膜内側方拡散係数に及ぼす影響

〇飯尾 望¹、久米 寛¹、手老 龍吾²、堀 勝³、伊藤 昌文¹ (1.名城大理、2.豊橋技科大、3.名古屋大工)

キーワード：支持脂質二重膜、プラズマ、ラジカル

細胞膜は細胞内外での物質・エネルギー伝搬の働きを担い、細胞膜への障害は細胞や組織の活動に影響を及ぼす。プラズマによって生成された活性種は細胞中の細胞膜に初めに到達し細胞膜の分子と反応する。そのためプラズマ中の活性種が細胞膜に与える影響を評価することが今後のプラズマ科学の実用化において重要な課題である。本実験では細胞膜モデルとして支持脂質二重膜(SLB)を用いて、電気的に中性な活性種(ラジカル)を選択的に照射できる酸素ラジカル源から照射された酸素ラジカルがSLB の分子流動性へ与える影響を調査した。