2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[20p-E310-1~21] 15.4 III-V族窒化物結晶

2019年9月20日(金) 13:15 〜 19:00 E310 (E310)

岡田 成仁(山口大)、本田 善央(名大)、谷川 智之(阪大)

18:00 〜 18:15

[20p-E310-18] 緩和した厚膜InGaN上のLEDの検討

猪股 祐貴1、河村 澪1、藤井 智也2、岩崎 直矢2、岡田 成仁1、只友 一行1 (1.山口大学大学院、2.山口大学工)

キーワード:InGaN

可視光InGaN-LEDの下地層には二元化合物半導体のGaNが一般的に用いられている。しかし、発光波長が長波長になるにつれ、発光層のInGaNとGaNとの格子定数差が大きくなりInGaN層のミスフィット転位の増加や量子閉じ込めシュタルク効果(QCSE)の影響の増加により、LEDの発光効率は低下する。高品質なInGaN下地層が実現できれば、上記の格子定数差は小さくなり、ミスフィット転位の減少およびQCSEの低減等が期待される。更に様々なアプリケーションへの応用が期待できる。我々はファセット成長を使ったInGaN下地層の高品質化の検討を行っているが、今回緩和した厚膜InGaN下地層(InGaNテンプレート基板)上にLEDの作製を試みたので報告する。