2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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コードシェアセッション » 【CS.6】 6.5 表面物理・真空と7.6 原子・分子線およびビーム関連新技術のコードシェアセッション

[20p-E319-1~10] 【CS.6】 6.5 表面物理・真空と7.6 原子・分子線およびビーム関連新技術のコードシェアセッション

2019年9月20日(金) 13:45 〜 16:30 E319 (E319)

光原 圭(立命館大)

15:45 〜 16:00

[20p-E319-8] ハロタンの光解離によるBr及びCl原子生成の反応分岐機構の解明

蔡 徳七1、中村 雅明2、笠井 俊夫2、Lin King-Chuen2、Palazzetti Federico3、Aquilanti Vincenzo3 (1.阪大院理、2.台湾大学、3.ペルージャ大学)

キーワード:分子ビーム、反応分岐機構、二次元画像観測法

状態選別したハロタン分子の光解離ダイナミクスを研究した。生成物であるBr原子及びCl原子の散乱分布を二次元イメージング法により観測した。得られた結果から、Br原子は並進エネルギー分配が大きく、異方性パラメータが2に近い値を示した。即ち、Br生成は直接解離で起こる。一方で、Cl生成は並進エネルギー分配が小さいことが分かった。これはBrとCl生成が異なるポテンシャル表面上を経由していることを示している。