2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」 » 31.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

[20p-F211-1~13] 31.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

2019年9月20日(金) 13:45 〜 17:45 F211 (レクチャーホール)

青野 真士(慶応大)、中島 光雅(NTT)

16:45 〜 17:00

[20p-F211-10] 熱ゆらぎによるシミュレーテッド分岐アルゴリズムの高精度化

金尾 太郎1、鈴木 賢2、辰村 光介1、後藤 隼人1 (1.東芝研開セ、2.東芝デジタルソリューションズ)

キーワード:組合せ最適化問題、ハミルトン力学系、焼なまし

最近我々は分岐現象を示すハミルトン力学系をFPGAやGPU等のデジタル並列計算機によりシミュレートすることで大規模な組合せ最適化問題を高速に解くアルゴリズムを提案した。本研究ではこのアルゴリズムに能勢‐フーバー法を用いて熱ゆらぎを導入し、更にゆらぎを小さくしていく焼なましを行った。その結果、解の精度を向上することができた。ゆらぎによる解の探索範囲の拡大と焼なましによる良解への収束の向上のためと考えられる。