2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[20p-PB1-1~13] 6.5 表面物理・真空

2019年9月20日(金) 13:30 〜 15:30 PB1 (第二体育館)

13:30 〜 15:30

[20p-PB1-8] Bi/GaSb(110)-(2×1)表面におけるスピン偏極擬一次元金属の電子状態

中村 拓人1、大坪 嘉之1、Patrick Le Fèvre2、François Bertran2、黒田 健太3、矢治 光一郎3、原沢 あゆみ3、辛 埴3、小森 文夫3、木村 真一1 (1.阪大、2.Synchrotron SOLEIL、3.東大物性研)

キーワード:角度分解光電子分光、Rashba効果、電子状態

我々は、スピン偏極擬一次元金属の実現を目的として、GaSb(110)上にBi擬一次元鎖の作製を行い、角度分解光電子分光により電子状態を観測した。その結果、基板となるGaSb(110)表面の清浄化に、スパッタリング・アニーリングを用いることでスピン偏極擬一次元金属状態が実現することを発見した。講演では、劈開により表面清浄化を行った場合との比較やスピン軌道偏極構造を含めた詳細な電子構造について報告する。