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[20p-PB1-8] Bi/GaSb(110)-(2×1)表面におけるスピン偏極擬一次元金属の電子状態
キーワード:角度分解光電子分光、Rashba効果、電子状態
我々は、スピン偏極擬一次元金属の実現を目的として、GaSb(110)上にBi擬一次元鎖の作製を行い、角度分解光電子分光により電子状態を観測した。その結果、基板となるGaSb(110)表面の清浄化に、スパッタリング・アニーリングを用いることでスピン偏極擬一次元金属状態が実現することを発見した。講演では、劈開により表面清浄化を行った場合との比較やスピン軌道偏極構造を含めた詳細な電子構造について報告する。