2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[20p-PB2-1~18] 7 ビーム応用(ポスター)

2019年9月20日(金) 13:30 〜 15:30 PB2 (第二体育館)

13:30 〜 15:30

[20p-PB2-13] 白金原子照射によるグラファイト基板上の触媒活性点生成に関する分子動力学シミュレーション

〇(M1)園田 利希1、山本 貴博1 (1.東理大工)

キーワード:分子動力学、蒸着、イオン

燃料電池の触媒に使われている白金は希少で高価であるため、白金の削減が望まれている。白金削減の対策の1つとして、白金触媒の製法であるアークプラズマ蒸着法(APD法)がある。先行研究では、APD法によってグラファイト上に堆積させた白金粒子に生じている歪みによって触媒活性が向上していることに加え、1原子空孔上で最も高い吸着エネルギーを示したことが報告されている。これらの結果から、グラファイト表面に形成された欠陥が触媒性能を向上させると考えられる。しかし、APD法によってどのように、どのような欠陥が生じるのかは明らかになっていない。本研究では、APD法を模擬した分子動力学シミュレーションを行うことで、グラファイト表面にどのような欠陥がどのような条件で生成されるかを調査した。