16:00 〜 18:00
[20p-PB4-18] ロイコ色素添加プラスチックの3D造形
キーワード:3D線量測定、ロイコ色素、ラジオクロミズム
近年,癌患者の数が増加の一途を辿っているため,癌治療に有効とされている放射線照射が急速にその需要を高めている.これに伴って,照射技術が著しく発展する一方,線量分布の正確な測定が難化している.斯様な状況を踏まえ,放射線に良好な感度を有し,かつ形状可変な材料を開発することで,患者ごとのテーラーメイド線量計の創出を企図した.以前,我々はフォトクロミック材料を添加したプラスチックの3D造形を報告した.現在,ラジオクロミック材料として,ロイコ色素を添加したプラスチックが開発されている.本研究では,LMGをPMMAに添加した材料を3Dプリンターで造形し,X線照射による色調の変化を観察することで3D線量計への応用可能性を評価した.