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[20p-PB4-82] 200素子超伝導トンネル接合検出器アレイを用いたX線吸収分光装置の開発
キーワード:超伝導検出器、X線吸収分光
バルク材料に含まれる微量軽元素のX線吸収スペクトル測定を実現するため、高エネルギー分解能(元素選択性)と高感度を同時に実現する、200画素超伝導トンネル接合(STJ)検出器アレイと放射光を組み合わせた、蛍光収量法によるX線吸収分光装置を開発した。検出器の性能評価を行い、回路が用意できた160チャンネルのうち143チャンネルが動作し、エネルギー分解能は 11.0 eV +- 1.7 eV であった。従来の100素子の場合と比べて歩留まりはやや不十分であるが、分光性能は遜色ない。