2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[21a-E206-1~10] 3.4 生体・医用光学

2019年9月21日(土) 09:00 〜 11:45 E206 (E206)

山中 真仁(名大)、橋本 守(北大)

11:30 〜 11:45

[21a-E206-10] 銀ナノ粒子基盤と磁場操作可能な金コート磁性ナノ粒子を用いた表面増強ラマン散乱の高感度化

藤野 真志1、渋澤 和希1、塚田 孝祐1,2 (1.慶大院理工、2.慶大理工)

キーワード:ラマン散乱、磁性ナノ粒子、4-ATP

ラマン分光法は生体分子や細胞を非侵襲的に検出する手法として期待されている.しかし,その散乱光強度は微弱であるため,表面増強ラマン散乱 (Surface-enhanced Raman scattering: SERS) 等により高感度化する必要がある.
本研究では,標的分子の高感度検出を目的として銀ナノ粒子基板を作製し,磁力操作可能な金コート磁性ナノ粒子と組み合わせることで,ラマン散乱光の増強を示した.今後は,磁性ナノ粒子に外部磁場を印加することで動態を制御することを試みる.