2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.10 光量子物理・技術

[21a-E207-1~10] 3.10 光量子物理・技術

2019年9月21日(土) 09:00 〜 11:45 E207 (E207)

稲垣 卓弘(NTT)

10:45 〜 11:00

[21a-E207-7] 単共鳴共振器型PPLN導波路による偏光エンタングル光子対生成

〇(M2)山崎 友裕1、生田 力三1,2、小林 俊輝1,2、三木 茂人3,4、藪野 正裕3、寺井 弘高3、井元 信之2、山本 俊1,2 (1.阪大基、2.阪大QIQB、3.情通機構、4.神戸大)

キーワード:量子情報、光子対生成、周波数多重

大規模な量子情報処理の実現に向けて、周波数の自由度を利用した多次元量子状態の生成と制御が、近年盛んに研究されている。特に、共振器内での非線形光学結晶による光子対の生成は、共鳴によりフィルターを用いずに周波数多重化することが可能な手法である。本研究では、サニャック干渉計に、単共鳴共振器型PPLN導波路を組み込むことで、周波数多重化された偏光エンタングル光子対の生成実験を行った。発表では、実験結果の詳細について報告する。