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[21a-E208-7] 不要輻射の再利用による可視-近赤外熱輻射光源の実効的狭帯域化の検討
キーワード:熱輻射、発電、エネルギー
我々はこれまでフォトニック結晶 (PC)と、量子構造/材料選択を組み合わせた狭帯域熱輻射制御に関する研究を行ってきた。特に熱光発電(TPV)応用に関しては近赤外域に輻射を集中でき、かつ高出力動作に不可欠な高温動作(>1400 K)を可能にする構造としてMgO基板上のSiロッド型PCを提案・実証した。また、本光源用に開発したInGaAs光電変換素子(PV)を用いてTPVシステムを構築し世界最高の発電効率(11.2%)を得た。今回、TPVの更なる効率向上を目指し、不要輻射再利用方法の改善について検討を行ったので報告する。