2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[21a-E216-5~11] 10.3 スピンデバイス・磁気メモリ・ストレージ技術

2019年9月21日(土) 10:15 〜 12:15 E216 (E216)

長浜 太郎(北大)

10:45 〜 11:00

[21a-E216-6] 全ホイスラー型半金属GMR素子の第一原理的研究

〇(DC)黒田 文彬1,4、福島 鉄也2,3、小口 多美夫1,2,3,4 (1.大阪大学 産研、2.大阪大学 CSRN、3.阪大 ナノ、4.物材研 MaDIS)

キーワード:第一原理計算、GMR素子

近年、高密度ハードディスクドライブやGbitクラスの磁気ランダムアクセスメモリの実現のため、高い磁気抵抗比と小さい面抵抗値を持つ巨大磁気抵抗(GMR)接合が求められている。従来の面直電流型(CPP-GMR)接合は、小さい面抵抗値をもつものの、高い磁気抵抗比は得られなかった。そこで、我々は半金属を用いた新規GMR接合について注目した。特に本研究では、第一原理計算に基づき、半金属Fe2VAlを用いた全ホイスラー型GMR接合の界面での磁気結合とスピン依存伝導について議論した。