2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[21a-PA2-1~31] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2019年9月21日(土) 09:30 〜 11:30 PA2 (第一体育館)

09:30 〜 11:30

[21a-PA2-27] Fe2O3で増感したWO3ナノファイバの光充放電特性

〇(M1C)田口 和樹1、松田 拓也1、隈元 大登1、野見山 輝明1、堀江 雄二1 (1.鹿児島大院 理工)

キーワード:光蓄電池、ナノファイバ、酸化鉄

我々はこれまでの研究で光電変換材にTiO2を、蓄電材にWO3を用いた複合型光蓄電池において大きな光蓄電電荷量Qphが得られることを示した。しかし、TiO2はバンドギャップが広く紫外光しか吸収できない。そこで本研究では、WO­3蓄電材をTiO2よりもバンドギャップが狭く無機材料で安定している酸化鉄(α-Fe2O3)でコーティングすることにより、光吸収帯域を広げ、将来的にはオールセラミックスの固体光蓄電池の実現の第一歩とすることを目的とした。