[21a-PB1-1~86] 17 ナノカーボン（ポスター）

[21a-PB1-52] グラフェン膜に印加された歪みの解析

〇中川 魁斗¹、佐藤 和朗²、村上 修一²、竹井 邦晴¹、秋田 成司¹、有江 隆之¹ (1.大府大院工、2.大阪技術研)

キーワード：グラフェン、歪み、ラマン分光法

グラフェンに歪みを印加すると、電気的、熱的特性が変化することが知られている。例えば我々は、グラフェンの熱キャリアがフォノンであることに着目し、歪みを印加することで熱伝導率が低下することを報告した[1]。グラフェン面内の歪みを詳細に同定することは、熱伝導率への影響を正確に解析する上でも必要不可欠である。本研究では機械剥離により作製したグラフェンを用い、グラフェン膜に印加された面内歪みをラマン分光法で精密に測定した。